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共同通信
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【クアラルンプール共同】マレーシア汚職対策委員会(MACC)は9日、汚職や資金洗浄の疑いで野党連合トップのムヒディン元首相を逮捕したと発表した。10日にも起訴する。今年、マレーシアでは複数の州で選挙を控えており、野党側に打撃となる。
地元メディアによると、ムヒディン氏は首相在任中、新型コロナウイルス禍で建設業者を支援する政策に絡み、業者側から所属政党に資金の還流を受けたとの疑いが持たれている。
ムヒディン氏の側近サイフディン前外相は共同通信に対し「選挙を前に、政府はムヒディン氏のイメージを悪化させる狙いだ」と話し、政治目的だと批判した。