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共同通信
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厚生労働省の有識者検討会は9日、妊娠から出産後の育児を記録する「母子健康手帳」のデジタル化推進に向けた報告書をまとめた。妊婦健診や乳幼児健診の内容に関し、マイナンバーカード取得者向けのサイト「マイナポータル」で親が閲覧できる情報を拡充するのが柱。産後ケア事業の利用状況などを想定する。母子へのきめ細かな健康支援につなげる狙い。
マイナポータル対応のスマートフォンで簡単に確認できるほか、自治体もより多くの情報を迅速に把握することが可能になる。母子手帳を災害で紛失したときの備えにもなるとしている。4月発足のこども家庭庁が具体的な実施時期を決める。