Published by
共同通信
共同通信
【キーウ共同】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は8日、ロシア軍が攻勢を強めるウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトの情勢について「今後数日中に陥落する可能性は否定できない」と述べた。訪問先のスウェーデン・ストックホルムで記者団に語った。ウクライナ全土では9日、2月中旬以来となるロシアによる大規模な波状攻撃があった。
ストルテンベルグ氏は「ロシアはより多くの部隊を(バフムトに)投入し、不足している質を量で補おうとしている」と指摘。一方でロシアがバフムトを制圧しても「必ずしも戦争における転機とはならない」との見方も示した。