建築現場の「目障り」足場、早期撤去へ 新計画「シェド・ザ・シェド」を発表

 

 

建築現場の「目障り」足場、早期撤去へ

新計画「シェド・ザ・シェド」を発表

 

レバイン マンハッタン区長の公式ツイッター(@MarkLevineNYC)より=3月6日

 

 マンハッタン区のマーク・レバイン区長とニューヨーク市議会のキース・パワーズ議員は、建物のファサード(正面)工事を合理化するとともに迅速化し、目障りな足場をより早く撤去するのを目指した新たな計画「シェド・ザ・シェド」を発表した。シークレットが7日、報じた。

 ニューヨーク市内では、いずれかの場所で工事が行われているのが常態化しており、建築現場で落下するゴミや機材から通行人の安全を守るための歩道用落下物防止屋根や足場は不可欠だ。ただ、これらが長期間にわたって設置されていることにより、地元企業や近隣住民の生活の質に悪影響を及ぼす恐れがある。市内には現在、9千を超える足場が設置。マンハッタン区だけでも4千以上に上るという。平均で約500日間設けられており、5年以上設置されている足場は現在230以上ある。

 計画は、足場を安全にできるだけ早く撤去するため、①迅速作業が必要なビルに対し、低金利融資などのサポートの提供②ファサードの許認可手続きや近隣住民とのトラブルによる作業遅延の軽減③ファサード工事を適時に完了できなかったビルへの責任追及④地方条例第11条検査規制の更新と施行基準の改正⑤地方条例第11条の順守期間を場合により延長―を盛り込んだ。

 


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