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共同通信
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【北京共同】中国の全国人民代表大会(全人代)は11日、全体会議を開き、任期満了の李克強首相(67)の後任候補に共産党序列2位の李強氏(63)を習近平国家主席(69)が指名したと説明し、代表による投票手続きに入った。李強氏は史上初の国家主席3選を決めた習氏の腹心。習氏の主導権がさらに強まった新指導部で、政策遂行の実務を担う。
新型コロナウイルスで打撃を受けた国内経済の立て直しと、対立が激化する米国への対応などが重要課題となる。関係改善が思うように進まない対日関係への対応も注目される。
李強氏は昨年まで上海市トップを務めた。副首相など中央政府の要職の経験はなく、異例の起用だ。