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共同通信
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林芳正外相が19日からソロモン諸島など太平洋の島しょ国3カ国を歴訪する方向で調整していることが10日、関係者の話で分かった。国会の事前承認を得た上で、正式に決定する。ソロモンは昨年4月に中国と安全保障協定を締結した。林氏はソロモンとの関係強化を図り、中国による軍事拠点化をけん制したい考えだ。
ソロモンは太平洋戦争中の「ガダルカナル島の戦い」で知られ、現在は太平洋における米国と中国の影響力争いの最前線になっている。オーストラリアから千数百キロの距離にあり、中国が軍艦を巡回駐留させ、事実上の軍事基地として運用するシナリオを日米豪は警戒している。