地下鉄駅をキレイにする取り組み パンデミック後の復活以来、満足度上昇

 

 

地下鉄駅をキレイにする取り組み

パンデミック後の復活以来、満足度上昇

 

49丁目駅のホーム(3月9日撮影、本紙)

 

 ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、ニューヨーク市の地下鉄駅を清潔にするための取り組み「グループ・ステーションマネージャ―・プログラム」を再始動した。

 NYCトランジットのアンディ・バイフォード前代表が2018年に始めた同プログラムでは、市内にある472駅をおよそ12駅ごとに分け、各グループに担当マネージャーを1人配置し、メンテナンスと維持を監督させる。マネージャーは当初、22人いたが、現在は19人。そのうち8人は、5年前のプログラム開始以来、担当を続けている。地下鉄の各駅には、その駅を担当するマネージャーの氏名と連絡方法が掲示されている。

 同プログラムはパンデミックにより中断されていたが、NYCトランジットのリチャード・デイビー現代表は、昨年春に再始動し、「現在、成果を上げている」と述べた。MTA本部での月例会議で同代表が発表したところによれば、2月の調査で、地下鉄利用者の65%が駅の清潔度に「満足」と答えており、プログラムが復活した2022年6月の52%から上昇していることがわかった。同代表は、来年6月までに70%を達成したいと考えている。

 市の地下鉄駅では、昨秋以降、約150人の駅清掃員が新たに採用され、床洗浄機も導入された。(8日、ゴッサミスト)

 


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