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共同通信
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【カラパン共同】フィリピン沿岸警備隊は11日、ミンドロ島北部カラパン沖を航行中に船体が大きく傾いた漁船から73~86歳の日本人乗組員5人を無事救出した。船長の川上修さん(74)=長崎県長与町=によると、この漁船を長崎市の企業から中古で購入したフィリピン人に引き渡すため、2月17日に宮城県気仙沼市を出港し、ダバオに向かっていた。
川上さんによると、船は11日午前0時ごろに傾き始め、無線で救助を要請。最大約35度まで傾斜したが、午前6時半ごろ、沿岸警備隊員がゴムボートで近づき助け出した。5人とも元気な様子。船体が傾いた原因は分かっていない。
船員らは長崎市と静岡県の在住。