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共同通信
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【北京共同】中国の全国人民代表大会(全人代)が11日、新首相に選出した李強氏(63)は5.0%前後に設定した今年の国内総生産(GDP)成長率目標の達成に全力を尽くす。習近平国家主席(69)の腹心だが中央政府の要職の経験はなく手腕は未知数。経済運営で習氏の思想を重視すべきだと表明している。新型コロナウイルスで打撃を受けた経済を再建できるかどうかが首相としての評価を左右しそうだ。
李強氏を支える副首相や国務委員、閣僚らの顔ぶれは12日の全人代で確定する。
中国の首相は副首相を務めた後に就くことが通例で、閣僚や副首相などの経験がない李強氏は異例の起用。