東電社長、第1原発で訓示

Published by
共同通信
東京電力福島第1原発の新事務本館で、社員を前に訓示する東電の小早川智明社長=11日午後3時ごろ

 東京電力の小早川智明社長は11日、福島第1原発の新事務本館で、社員約130人を前に「福島への責任の貫徹に向け、それぞれが主体性を持ち、地域の皆さまから信頼してもらえるよう、行動と実績で示していこう」と訓示した。

 本社と中継を結び、東日本大震災が発生した午後2時46分に1分間の黙とうをささげた。小林喜光会長も本社から「東電グループの一人一人が仕事をする上で安全最優先の大切さを理解し、改めて事故を振り返る内省の日だ」と述べた。

 訓示後の取材に、小早川社長は処理水の海洋放出に関して「処理水をどう安全に扱おうとしているか、広くさまざまな立場の人に伝えていくことが重要だ」と語った。