人口減見据え、輸出拡大を

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共同通信
共同通信きさらぎ会で講演する斎藤法相=13日午後、東京都千代田区のホテル

 斎藤健法相は13日、東京都内で開かれた共同通信きさらぎ会で講演し、日本の人口減少を見据え「10年後に今より輸出を増やしている産業がどれだけあるだろうか。日本の農産物や食品を、いかに世界に売っていくかが最も重要だ」と述べた。輸出拡大に向け、若者の力を活用すべきだと呼びかけた。

 斎藤氏は旧通商産業省(経済産業省)で勤務し、衆院議員当選後は農相を務めた。「技術革新が盛んでビジネスモデルの変化が激しい現代には、何事もチャレンジが必要だ」と指摘。日本の優良企業の幹部登用年齢は諸外国に比べて高く「若く優秀な人の活用が遅れている」とし、問題意識を共有する必要があると強調した。