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共同通信
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政府は、防衛省制服組トップの統合幕僚長に吉田圭秀陸上幕僚長(60)を起用する方針を固めた。近く閣議で承認し、下旬にも発令する。2019年4月に就任した山崎幸二統幕長は退任し、約4年ぶりのトップ交代となる。複数の関係者が13日、明らかにした。吉田氏は東大卒。06年に新設された統幕長ポストに防衛大学校出身者以外が就くのは初めて。吉田氏の後任の陸幕長には陸上自衛隊の森下泰臣東部方面総監(57)を充てる。
吉田氏は政府内で豊富な知識や人柄が評価されている。昨年12月の国家安全保障戦略策定に当たり、無人機やAIといった最先端技術活用など、将来の戦闘に備えた態勢づくりを提唱した。