「糖質カット」炊飯器に注意

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共同通信

 国民生活センターは15日、「糖質を低減できる」とうたった電気炊飯器に関する調査結果を公表した。糖質カットのご飯は通常と比べ水分量が増えた分、同じ重さ当たりの糖質量は減ったものの、糖質の総量に大きな差はなかった。広告されている低減率を満たさなかった製品もあり、同センターは「食べるご飯の量に注意してほしい」と呼びかけている。

 センターによると、全国の消費生活センターに2017年度以降、「糖尿病なので心配。本当にカットされるのか」「血糖値に変化がない」などの相談が寄せられ、特に21年度に急増していた。

 センターは、糖質カット機能の付いた炊飯器6製品を選び、重量や糖質量を調べた。