マンハッタンで発砲事件2件
10代標的の銃暴力増加
ニューヨーク市警察(NYPD)は14日、マンハッタン内で若者を標的とする発砲事件が2件発生したと発表した。2件は関連しており、ギャングの抗争の可能性があるとして調査を進めている。
まず、午前10時前、アッパーウエストサイドのマーティン・ルーサー・キング高校から1ブロック離れた路上で17歳の男子生徒が腹部に銃弾数発を受けた。被害者は近くの病院に搬送され、容態は安定しているという。通報を受けた警官が、タクシーに乗ろうとした容疑者を拘束し、拳銃1丁を押収した。その数時間後、イーストハーレムにあるハーレム・ルネッサンス高校近くで16歳の若者が銃で撃たれた。27歳の通行人にも流れ弾が当たった。この事件では3人の男が犯行に及んだとして、市警は行方を追っている。
ジョン・シェル巡回部長は「犯行の場所や被害者の年齢から考えて、両事件は関係があり、犯罪組織が絡んでいると判断している」と説明。2つの事件が4,5人のけんかの後に発生したことも明かした。先月もブルックリン区のウイリアムズバーグ・チャーター高校の外で若者2人を含む3人が銃で撃たれ、同じ週に別の高校の近くで若者2人が銃撃を受けた。過去5年、若者を標的とする銃暴力が増加している。(14日、ゴッサミスト)
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