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共同通信
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文部科学省は17日、小中高校では4月の新学期から、児童生徒や教職員は新型コロナウイルス対策のマスクを基本的に着けなくてもよいとする新指針を全国の教育委員会に通知する。登下校時に混み合う電車やバスに乗る際や、病院・高齢者施設を訪問する校外学習では着用を推奨することにした。
ただ、基礎疾患があるなど引き続き着用が必要な児童生徒もいることから、着脱を無理強いせず、マスクの有無がいじめを誘発することのないように指導を促す。
従来は感染リスクが高いとして着用を求めてきたグループワークや合唱、調理実習などでも不要。こうした授業での感染対策として、教室の2方向の窓を開けて常時換気を行い、少人数で実施するといった工夫を求める。
既にマスクなしでの会話は可能としてきた給食についても再度「黙食は必要ない」と強調した。
政府のマスク着用ルールは13日から「個人の判断」に緩和されたが、卒業式を除く学校活動では今月末まで従来どおりの運用となっている。