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学校の安全担う警官、3年間で千人減少
黒人男性暴行事件を受け、予算削減

ニューヨーク市内の学校で安全部門を担う市警(NYPD)警察官の数を巡り、この3年間で約千人減少していることが7日、明らかになった。今年2月下旬時点での勤務者は約3900人。現在は少し増えて、4100人程度に上っている。
2020年5月にミネアポリスで、米黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に暴行され死亡した事件を受け、全米で警察に対する抗議活動が発生。NYPDの予算についても歳出が削減された。当時は、市内の学校で約5050人が勤務しており、現在よりも千人ほど多かった。ニューヨーク市議会はこの年、安全部門を担う数百人を含む千人以上の警察官を雇用することに反対した経緯がある。
アッパー・ウエスト・サイドにあるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・ハイスクールの近くで14日、10代の若者が銃撃され、同校と近くのラガーディア・ハイスクールに一時避難命令が出された。前日には、クイーンズ区の生徒が通学する高校の向かいの公園で刺される事件が発生した。
市教育局は、銃撃銃件に関し「学校とは無関係の場所で起きた事件」と強調、事態の沈静化を図る。ただ、学校関係の労組関係者は「警官の減少で、学校外での暴力増加は予測できた」と批判を強めている。(15日、ゴッサミスト)
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