Published by
共同通信
共同通信
【パリ共同】パリ市当局は17日、政府の年金制度改革案に対する市作業員らのストライキで収集されずに市内の歩道に山積みされているごみの量が推計で1万トンを超えたと明らかにした。フランスのメディアが伝えた。
ストは既に約2週間続いており、政府が16日に改革の法案を国民議会(下院)で強制的に採択したことで労働組合は態度を一層硬化させている。
政府は公衆衛生上問題があるとして、市に収集員を強制的に作業させる徴用の措置を取るよう求めたが、国政野党、社会党に属するイダルゴ市長はストに連帯して拒否した。パリ警視総監が15日に徴用の手続きを取ったが、まだ大きな効果は出ていないもようだ。