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共同通信
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東京大空襲から78年となり、犠牲となった朝鮮人の追悼会が18日、東京都慰霊堂(墨田区)で開かれた。2007年から開催しており、今年で17回目。約50人が参列し、日本の植民地下に故郷から離れた地で命を奪われた人々に祈りをささげた。
日本キリスト教協議会総幹事の金性済牧師(70)は「歴史の不条理によって犠牲となった尊い命を決して忘れず、後世に伝えていく使命を負っていくことが必要ではないか」と追悼の言葉を述べた。初めて参列したさいたま市の高校生李翔さん(18)は「戦争により青春を奪われ、家族を亡くした先祖の思いに向き合い、学んでいきたい」と話した。