Published by
共同通信
共同通信
【カイロ共同】ペルシャ湾岸の産油国クウェートの憲法裁判所は19日、2022年9月に実施した国民議会(定数50)選挙を無効と判断し、解散前の議員を復職させるとの決定を出した。国営通信が伝えた。政府と国民議会の対立を背景にした政治の混乱が深まりそうだ。
ミシャル皇太子が22年6月、議会解散を発表し、早期の選挙実施を求めた。憲法裁はこの解散の手続きに不備があったと指摘した。
クウェートでは首長に任命された首相を中心とする政府側と、直接選挙制の国民議会の対立で内閣総辞職や議会解散が繰り返されている。