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共同通信
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1966年の静岡県一家4人殺害事件で死刑が確定し、東京高裁で再審開始決定が出た袴田巌さん(87)の支援者ら複数の市民団体が19日、浜松市で応援大会を開き、検察側に特別抗告を断念するよう訴えた。関係者によると、東京高検は決定を不服として最高裁に特別抗告する方向で検討している。期限は20日。姉ひで子さん(90)は「この辺で一区切りつけてもらいたい」と声を震わせた。
弁護団の角替清美弁護士は「(特別抗告は)無罪の袴田さんを死刑にしようとすることだ」と強調。「特別抗告されようが無実を勝ち取るまで闘っていく」と力を込めた。