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共同通信
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【ニューデリー共同】岸田文雄首相は20日(日本時間同)、インド・ニューデリーで講演し、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想の実現へ向けた新計画を発表した。ロシアと中国の動向を念頭に国際秩序維持の重要性を訴え、海と空の安全確保への支援強化とともに、政府開発援助(ODA)の拡充を表明。官民で2030年までに、750億ドル(約9兆8千億円)以上の資金をインド太平洋地域へ投入すると打ち出した。
新計画では、ロシアのウクライナ侵攻で国際社会が歴史的な転換期にある中、どの国も受け入れられる共通の理念が求められていると指摘した。