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共同通信
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天皇陛下は22日(現地時間21日)、米ニューヨークの国連本部で開かれた「第6回国連水と災害に関する特別会合」で、ビデオメッセージ形式で基調講演された。「近年の気候変動によって水災害や渇水が頻発し、対応が人類共通の課題となっている」と指摘した。水に関する持続可能な開発目標(SDGs)達成に向け、世界の行動が加速していくことを願うと述べた。
陛下は「巡る水―水循環と社会の発展を考える」と題し、約20分間、英語で講演した。
「気候変動問題の解決は水問題の解決なしには不可能」との認識を示し「水、災害、気候変動の課題をつなぎ、総合的に解決していくことが期待される」と訴えた。