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共同通信
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外務省がまとめた2023年版外交青書の原案が22日、判明した。国際社会で影響力を拡大させる中国の対外姿勢と軍事動向について「日本と国際社会の深刻な懸念事項」と明記。法の支配に基づく国際秩序を強化する上で「これまでにない最大の戦略的挑戦だ」と盛り込んだ。22年版の「安全保障上の強い懸念」から表現を強めた。
22年12月に改定した国家安全保障戦略の記述に合わせた形。中国が軍事的行動を活発化させる台湾海峡の「平和と安定は重要」とし、中国とロシアの軍事連携強化には「重大な懸念」を示した。