暴力団摘発、初の1万人割れ

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共同通信
安倍元首相が街頭演説中に銃撃され、騒然とする現場付近=2022年7月8日、奈良市

 2022年に全国の警察が摘発した暴力団構成員や準構成員らは、前年に比べ1832人減の9903人だったことが23日、警察庁のまとめで分かった。1991年の暴力団対策法の成立以来、1万人を割ったのは初めて。構成員らの数は22年末時点で約2万2400人。前年から約1700人減り、過去最少を更新した。

 銃器発砲事件は、昨年7月の安倍晋三元首相銃撃事件を含む9件で、死者は4人。押収した拳銃は321丁で、近年は減少傾向だったが前年から26丁増えた。元首相銃撃事件で起訴された被告のものが含まれているが、警察庁は公判への影響を理由に数を明らかにしていない。