首相、ウクライナ支援を拡大

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共同通信
ウクライナを電撃訪問し、記者会見でゼレンスキー大統領(右)と握手を交わす岸田首相=21日、キーウ(共同)

 【ワルシャワ共同】岸田文雄首相は22日、ウクライナからポーランドに鉄道で移動し、紛争地への電撃訪問を終えた。ウクライナのゼレンスキー大統領との会談では、エネルギーや安全保障分野での支援拡大を表明。5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を見据え、ウクライナとの連携強化を打ち出し、協力を深める中国とロシアに対抗する姿勢を鮮明にした。ロシアによる戦争犯罪に関し、責任追及を支持した。

 国際刑事裁判所がプーチン大統領に逮捕状を出したことが念頭にある。岸田氏は、ロシアへの軍事支援を防ぐ重要性にも触れ、G7や同志国と緊密に連携するとした。中国による対ロ武器提供に関する懸念を踏まえた。

ウクライナを出国し、ポーランド南東部プシェミシルの駅のホームを歩く岸田首相(右から2人目)=22日(共同)