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共同通信
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JR西日本は22日、今後5年間で同社が行う安全対策をまとめた「鉄道安全考動計画2027」を公表した。1月に東海道線(京都線)で列車が立ち往生し、乗客が車内に長時間閉じ込められたことを踏まえて「(駅員や車掌ら)現場の声を最優先するマネジメントを確立する」ことなどを目標に掲げた。
1月下旬、最強寒波が見込まれながら積雪見込みを誤って融雪器を稼働させず、京都駅などで分岐器が切り替えられなくなり、多数の列車が立ち往生。約7千人が最大約10時間車内に閉じ込められた。
中村圭二郎副社長は記者会見で「(体調不良の乗客対応や駅間の降車などで)管理職らが現場の意見を生かせなかった」と説明した。