ロ首相「来年には経済成長可能」

Published by
共同通信
モスクワの新型コロナウイルス危機センターを訪れミシュスチン首相(左)から説明を受けるプーチン大統領(中央)=2020年3月(タス=共同)

 ロシアのミシュスチン首相は23日、ロシア経済は2024年にはウクライナ侵攻で科された経済制裁による困難を克服し「新たな成長の段階に入ることが可能だ」と述べた。下院での政府活動報告で明らかにした。

 同氏は、侵攻開始直後の昨年春にはGDPが2桁落ち込むとの予想もあったが「われわれは持ちこたえた」と自賛。経済の悪化は予想より穏やかだったとし「ロシア経済は既に成長の軌道に戻った」と強調した。23年度の財政赤字は国債発行などで穴埋めすると説明。「プーチン大統領がいれば、すべてうまくいく」と演説を締めくくった。

 連邦統計局は2月、22年GDPが速報値で前年比2.1%減だったと発表した。