NY、ボストン間を1時間40分 高速鉄道構想を発表、2時間以上短縮

 

 

NY、ボストン間を1時間40分

高速鉄道構想を発表、2時間以上短縮

 

現在の主要交通機関アムトラック (Photo:Michael Kurras / https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Acela_old_saybrook_ct_summer2011.jpg)

 

 北大西洋鉄道(NAR)はこのほど、ニューヨークのペンステーションとボストンのサウスステーション間を1時間40分で結ぶ高速鉄道構想を発表した。1050億ドルを投じる。 実現には連邦政府の承認が必要で、完成までに20年ほどかかると見込まれている。 両駅間は現在、アムトラックのアセラエクスプレスで所要約4時間。時速362キロ走行によって、2時間以上短縮されることになる。

 構想には、MBTA通勤鉄道とメトロノース鉄道で、未電化区間の電化と新型車両の導入をはじめ、ボストンとスプリングフィールドを結ぶ東西の路線とハートフォードへの接続を掲げた。また、ニューハンプシャー州コンコードとボストン間の運行の改善など通勤鉄道サービスの向上のほか、ロードアイランド州キングストン、プロビデンスとボストン間の高速鉄道の増便、コネチカット州からピッツフィールドへの接続などのローカル鉄道システムの大幅更新、各空港への鉄道路線増便などを盛り込んだ。

 NARは、今回の構想によって数万人の雇用を創出し、地域の経済回復とパンデミック後の発展に貢献すると強調。道路から自動車を排除して二酸化炭素排出量を削減することにより、公害を軽減するなど多くのメリットがあると指摘する。(21日、シークレット・ニューヨーク)

 


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