ロシア侵攻「領土争い」で波紋

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共同通信
米フロリダ州の議会議事堂で、メディアの質問に応じるデサンティス知事=7日(AP=共同)

 【ワシントン共同】2024年米大統領選の共和党候補指名争いでトランプ前大統領の有力な対抗馬と目される南部フロリダ州のデサンティス知事が、ロシアによる侵攻が続くウクライナ情勢を「領土争い」と言及し、波紋を呼んでいる。ロシアにも一定の理があると受け取れる表現に、共和党内から批判が噴出。23日までに軌道修正に追い込まれた。

 デサンティス氏はFOXニュースが共和党有力者に実施した質問への書面回答で、米国の「重大な国益」として不法移民対策や軍備増強を続ける中国への対応を挙げた。その上で「ウクライナとロシアの領土争いにさらに巻き込まれることは含まれない」と主張した。