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共同通信
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堺市教育委員会は24日、市立中の生徒が2019年に自殺とみられる状況で死亡し、生前にいじめが原因で不登校になっていたとされた問題に絡み、生徒の状況確認を怠ったことを隠すうその報告をしたとして、当時担任の女性教諭(51)を減給10分の1(1カ月)とした。当時の男性校長(63)も監督責任を問い、同じ懲戒処分とした。これまで非公表としていた生徒の性別が女子だったことも明らかにした。
市教委は昨年3月、自殺問題を調査した第三者委員会の報告書を公表。いじめが不登校の原因とした上で、いじめと生徒の死亡の因果関係を認めることができなかったとした。担任の虚偽報告にも触れていた。