親鸞生誕850年で「慶讃法要」

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共同通信
親鸞生誕850年を記念し、東本願寺御影堂で営まれた「慶讃法要」=25日午後、京都市下京区

 浄土真宗の開祖・親鸞の生誕850年を記念した「慶讃法要」が25日、真宗大谷派本山の東本願寺(京都市下京区)で始まった。4月29日まで。慶讃法要は50年に1度開かれ、期間中は延べ約10万人の参拝者を見込んでいる。

 午後1時半ごろ、御影堂と阿弥陀堂で同時に法要が始まり、僧侶約90人の念仏が響き渡った。寺によると、全国各地から門信徒ら約3500人が集まった。大谷暢裕門首は「現代は先の見えない時代。宗祖の歩みにこそ、争いと分断を超えてゆく道がある」と述べた。

 法要中は、事前申し込み不要の自由席を設ける。境内には親鸞が9歳で得度した時に使ったと伝わるかみそりも初公開されている。

親鸞生誕850年を記念した「慶讃法要」が営まれた東本願寺御影堂=25日午後、京都市下京区