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共同通信
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日本人で初めてボクシングの五輪、プロの両方で頂点に立った村田諒太(37)=帝拳=が28日、東京都内で記者会見に臨み、現役引退を表明した。「決断には時間がかかったが、これ以上ボクシングに求めるもの、ボクシング界にできることが見つからなかった」と述べた。
今年2月、ゲンナジー・ゴロフキンに敗れた昨年4月のミドル級世界2団体王座統一戦について「僕の中では最後と思っている」などと話し、事実上の引退を表明していた。
奈良県出身の村田は2011年世界選手権で銀メダル、12年ロンドン五輪で金メダルに輝いた。13年8月にプロデビューし、17年10月にWBA王者となった。