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共同通信
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東京電力福島第1原発事故で岡山県などへの避難を余儀なくされたとして、住民ら105人が東電と国に計11億7700万円の損害賠償を求めた訴訟で、うち80人は27日、岡山地裁判決を不服として控訴した。14日の岡山地裁判決は、東電のみが99人に対し計3095万円を支払うよう命じていた。国への賠償請求は退けていた。
東電は賠償命令を受け入れて控訴しない方針を示しており、他の原告25人の判決は控訴期限の28日に確定する見通し。
岡山地裁判決は、政府機関の地震予測「長期評価」の想定をはるかに上回る規模の地震や津波だったと指摘。国の賠償責任を否定した。