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共同通信
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学生に代わり商社やカード会社の採用ウェブテストを受けるなどしたとして、私電磁的記録不正作出・同供用の罪に問われた関西電力の元社員田中信人被告(28)に、東京地裁(香川徹也裁判官)は28日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。
田中被告は8日の初公判で起訴内容を認め、被告人質問で「優秀な人がウェブテストを通過できず、面接に進めないのがかわいそうだと思った」と動機を説明していた。
起訴状によると、昨年3~4月、商社とコンサルタント会社、カード会社の採用試験で、それぞれ別人に成り済まし、ウェブの適性検査を受けたとしている。