青森公立大、学長のパワハラ認定

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共同通信

 青森公立大(青森市)は29日までに、香取薫学長(70)による教員へのパワハラの疑いについて「おおむね事実」とする学内調査結果を発表した。香取氏は「健康上の理由」により3月末で辞任する。

 大学によると、教員から昨年12月~今年1月に「理由を述べずに必要のない激しい叱責をし、物を蹴る」「個人の研究計画に介入」など複数の相談があった。学長は一部を認めなかったものの、関係者からも事情を聴いて全7件をハラスメントと認定した。

 担当者は取材に「客観的に判断できる要素がある」と説明。石川浩明理事長は「学生や教職員に安心してもらえるようハラスメント相談体制を整える」とのコメントを発表した。