韓国、教科書検定結果は「遺憾」

03/28/2023

　【釜山共同】韓国外務省は28日、日本の文部科学省が発表した小学校向け教科書の検定結果について、領土や歴史の記述に問題があるとして報道官声明で「深い遺憾」を表明した。一時帰国中の駐韓大使に代わって熊谷直樹駐韓総括公使を呼び、趙賢東外務第1次官が抗議した。

　岸田文雄首相は今月の日韓首脳会談で、歴史認識に関する歴代内閣の立場を継承していると述べた。韓国外務省は「日本政府が反省の精神を真摯に実践するよう求める」と訴えた。

　島根県・竹島（韓国名・独島）を日本固有の領土とした記述は「受け入れられない」とし、徴用工や慰安婦などの動員については「強制性を薄める方向に変更された」と主張した。