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共同通信
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岡山県津山市の谷口圭三市長が、ニュースサイト「日刊SPA!」の記事で名誉を毀損されたとして、サイトを運営する扶桑社(東京)に記事の削除や330万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁(藤沢裕介裁判長)は28日、市長の請求を棄却した。
判決によると、問題となったのは2021年8月に掲載された記事。太陽光発電の事業者側による市長への高額接待の存在をうかがわせるような内容を報じていた。
判決は接待の事実があったとは認められないと判断した一方、記者の取材に「接待の存在を真実と信じる相当な取材活動をしていた」として違法性を否定した。