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共同通信
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【ソウル共同】韓国の尹錫悦政権で外交安保政策の司令塔を務める大統領府の金聖翰国家安保室長は29日、同日付で辞任すると発表した。大統領府は、後任に趙太庸駐米大使を充てると明らかにした。韓国メディアは、尹大統領の4月下旬の訪米に関する日程調整で不手際があり、事実上の更迭人事との見方が出ていると報じた。
尹氏は4月下旬の訪米に続き、5月には広島での先進7カ国首脳会議(G7サミット)参加など重要日程を控えており、国家安保室長の交代の影響が懸念される。金氏は16日の日韓首脳会談にも同席していた。
金氏は国際政治の専門家で、尹氏の小学校の同窓生としても知られる。