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共同通信
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国内最大級の産業廃棄物の不法投棄があった香川県土庄町の豊島で県が2000年から進めてきた一連の産廃処理事業が終了したのを受け、池田豊人知事が30日、産廃が撤去・整地された現場を視察した。
現場の土地を住民側に引き渡す条件となっている地下水の環境基準は現在も達成されていない。県は自然浄化に委ねながら、地下水のモニタリングを続けるとしている。
豊島では地元の産廃処理業者が1970年代後半から自動車の破砕くずや廃油などのごみを運び込み、兵庫県警が90年に摘発するまで続いた。2000年に香川県と住民との間で公害調停が成立。今月10日に事業の最終工程となる整地工事を終えた。