IR認定判断、統一選後に先送り

Published by
共同通信

 政府は、大阪府と大阪市、長崎県が申請したカジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備計画について、認定するかどうかの判断を4月投開票の統一地方選後に先送りする方針を固めた。複数の関係者が29日、明らかにした。大阪ではIR誘致の是非などが府知事選と大阪市長選の一大争点となっており、影響を避ける狙い。長崎では資金調達が懸念材料となっている。

 IRの開業時期について、大阪府・市は昨年秋の認定を想定して2029年秋~冬ごろ、長崎県は27年秋ごろを目標としている。政府の認定時期は見通せず、開業時期がずれ込む可能性もある。