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共同通信
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【ニューヨーク共同】台湾の蔡英文総統は29日、中米歴訪に先立ち、経由地の米東部ニューヨークに到着した。蔡氏が米国に立ち寄るのは、2019年7月にカリブ諸国訪問時に経由して以来。米政府は「公式訪問ではない」としているが、中国は台湾独立を狙う挑発行為だと反発している。
ワシントンにある在米中国大使館の徐学淵臨時代理大使は記者団に対し「台湾独立の模索という真の意図を偽装する行為だ」と不快感を表明。米国が中国の主権と領土の一体性を傷つけることになると訴え、「重大な米中対立を引き起こす」と警告した。
蔡氏はニューヨークには31日まで滞在する。