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共同通信
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安倍晋三元首相銃撃事件で、奈良地検は30日、山上徹也被告(42)=殺人罪などで起訴=を建造物損壊のほか、銃刀法、武器等製造法、火薬類取締法の各違反の罪で追起訴した。一連の事件捜査は発生から8カ月超を経て終結した。初公判は来年以降とみられる。
起訴状などによると山上被告は国の許可を受けず、2020年12月~22年7月ごろ、奈良市の当時の自宅で手製のパイプ銃など6丁と黒色火薬約2キロを製造した他、21年12月~22年6月、市内の資材置き場で8回にわたりベニヤ合板に試射。銃撃事件前日の昨年7月7日、市内の旧統一教会の教会が入るビルに発砲し外壁を損壊したなどとしている。