東京女子医大、2.5億申告漏れ

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共同通信

 東京女子医大(東京都新宿区)が、非課税となる「受託研究費」として税務申告していなかった資金について、東京国税局が昨年3月までの5年間で約2億5千万円の申告漏れを指摘していたことが30日、関係者への取材で分かった。過少申告加算税を含めて約5500万円を追徴課税。研究結果が公表されていないなど非課税の要件を満たさず課税対象に当たると判断したもようだ。

 今回問題視されたのは、薬の臨床試験のために複数の製薬会社から提供された「受託研究費」。私立大では、研究結果を公表するか、結果の一部または全てが大学に帰属する場合にのみ非課税となっている。