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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米政権は30日、シリコンバレー銀行(SVB)などの相次ぐ経営破綻を受け、中堅銀行に対する規制強化策の実施を金融当局に要請する方針を発表した。トランプ前政権時代に実施された銀行規制緩和策の撤回が柱。政権幹部は記者団に「既存法で実行可能な措置で、議会の承認は不要だ」との見解を示した。
ホワイトハウスによると、1千億~2500億ドル(約13兆~33兆円)の資産がある銀行への規制を強化する。流動性資産の確保を求め、ストレステスト(健全性審査)の頻度を現行の2年ごとから、毎年へ増やす。
また、銀行経営危機時に必要な包括的な破綻処理計画の提出も改めて義務付けるとした。