ひきこもり146万人に

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共同通信
ひきこもり状態になった主な理由

 内閣府は31日、自宅にいる15~64歳のひきこもりの人は、全国に146万人との推計値を公表した。半年以上、家族以外とほとんど会話をしないなどの人と定義。5人に1人が新型コロナウイルスを原因に挙げた。調査の担当者は「外出が制限され、自宅でも授業や仕事ができるという状況がきっかけになった可能性がある」と指摘した。

 外出状況が現在の状態になった理由を複数回答で尋ねると、ひきこもり状態の人の2割がコロナを挙げた。

 「学校になじめなかった」や「人間関係がうまくいかなかった」などと答えた人もいた。

 昨年11月に郵送やオンラインで調査し、1万3769人の回答を得た。