ロシアの核配備「緊張避けて」

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共同通信
国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は31日、ロシアがベラルーシに戦術核兵器を配備する計画を表明したことを受け、緊急公開会合を開催した。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長は「全ての国は緊張を高める行為を避けるべきだ」と指摘し、核拡散防止条約(NPT)を順守するよう求めた。

 欧米と日本も配備計画に懸念を示し、エクアドルやマルタといった核軍縮推進派の理事国もNPT体制を揺るがす動きとして非難する見通し。

 ロシアが常任理事国の特権である拒否権を保持しているため、計画を批判する決議や声明が採択される見込みはない。

 バイデン米大統領は28日、配備計画への懸念を表明した。