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共同通信
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東北大は31日までに、元大学院生が執筆した論文3本に、実験結果に関する捏造と改ざんがあったと認定したと発表した。博士論文での不正も含まれ、同大は元大学院生の博士学位を取り消した。
東北大によると、学際科学フロンティア研究所に所属していた元助教が、自身が責任者の論文について、元大学院生の担当部分に不正の疑いがあると気付いた。論文は取り下げた。元助教が所属する研究機関を通じ、東北大に2021年3月に連絡が入った。
東北大は調査の結果、実験結果を示す図について、悪質な捏造と改ざんを行ったと判断した。