NY市、ポータルサイトを立ち上げ
チャイルドケア手続きが簡素化
ニューヨーク市のアダムズ市長は29日の記者会見で、行政サービスや特典をワンストップで利用できるポータルサイト「MYCITY」の立ち上げを発表し、概要を明らかにした。第1弾として、同日からチャイルドケアへの申し込み時に必要な書類の保存などが可能となった。当面、市内で多く使われている10の言語で提供する。
アダムズ氏は「ニューヨークの市民は、24時間365日忙しい。市民が24時間365日、市が提供する行政サービスにアクセスしやすいようにする」と強調。同時に「技術力を生かして、官僚主義やお役所仕事を減らしていく」との意欲を示しつつ、スマホやパソコンを用いて、特典の検索や申請を簡単に済ませるようにしたと説明した。
第1弾となる今回は、チャイルドケアを巡る申請を充実させており、MYCITYを使えば、保育料の支払いが一度で完了する。今年後半には、第2弾として、仕事を探している人や中小企業経営者を支援するサービスを始める意向だ。
ポータルサイトの立ち上げは、アダムズ氏が選挙時に掲げた公約の一つ。関与した副市長の一人は「ポータルを通じて、市民はさまざまなサービスを受けるとともに、状況を確認し、情報を一元管理できるようになる」と述べ、期待を込めている。
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