フィンランド選挙、首相与党苦戦

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共同通信

 【ヘルシンキ共同】任期満了に伴うフィンランド議会(一院制、定数200)選挙の投票が2日に行われる。世論調査ではマリン首相が率いる最大与党が、穏健保守の野党にわずかなリードを許すなど苦戦している。3月30日にフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟が決まった直後の投票で、国民がマリン政権の外交手腕をどう評価するか注目される。

 選挙戦はマリン氏の中道左派、社会民主党と穏健保守の国民連合、欧州連合(EU)懐疑派のポピュリスト政党フィン人党による三つどもえの争いとなっている。いずれも単独過半数に届かない見通しで、選挙後の連立交渉を経て政権が交代する可能性がある。