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共同通信
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【北京共同】林芳正外相は2日、中国の秦剛国務委員兼外相と北京で会談する。日本外相の訪中は約3年3カ月ぶりで、両氏の対面会談は初めて。昨年11月の岸田文雄首相と習近平国家主席による首脳会談で確認した「建設的かつ安定的な関係」構築を図る。中国外交担当トップの王毅共産党政治局員との会談や、3月に就任した李強首相との面会も調整している。林氏は1日午後、北京入りした。
林氏は2日の日中外相会談で、邦人拘束など山積する懸案に対し、日本の立場を直接伝達する。
中国当局は3月、北京でアステラス製薬の男性社員を拘束。理由に関し「スパイ活動に従事した疑い」とだけ説明している。